日常の中の冒険

日常の中の冒険

刺激のある毎日なら冒険する必要もないのですが、普通に暮らしている人なら刺激がない毎日が当たり前です。むしろそれこそが平和で穏やかな生活の証拠と言えます。

ありがたく日々を暮らしてはいますが、やっぱりちょっと面白いワクワクすることがあってほしいもの。なので私はよくちょっとした冒険をします。

それが「知っているようで知らない場所」にいく、ということです。遠いところへ旅に出るというわけではありません。知っているようで、がポイントです。

つまり地図的にはもちろん知っていて、町名もなんとなく聞いたことがある。けれど実際そこには行った事がないという場所、どんな人にでもあると思うのです。

自分が住んでいる町の隣町は知っていても、その隣は。橋の手前までは知っていても橋の向うは。山の向こう、湖の向こう、いろんな「お隣」がありますよね。

どんなところか話にはきいても、実際に行く用事はそうそうないと思うのです。

それをわざわざ見に行くというのが日常の冒険です。私の場合は時間がそんなにとれないので、通勤の帰りにちょっと寄り道をして帰るのが定番になっています。

いつも使っている電車ではなく、別のルートを使ってみる。いつもJRで帰っているのなら、同じ駅名の私鉄で帰ってみる。すると降りた景色が結構違うものなのです。

ホームからの景色も然りですが、駅の改札を出てからの景色や町並みも結構違っていたりするので面白いのです。

先日降りた駅は、本来の最寄よりも1キロ程度西にあるところでした。何があるというわけでもないので、今まで行く機会がまったくありませんでした。

1キロ程度なら歩いても15分程度ですから、ブラブラしながら歩いていればあっという間に元の駅に着くことができます。夕陽をみながらゆっくり歩いて帰ることに。

すると、ちょっとした商店街を発見しました。名前も聞いたことのない商店街に入って散策してみます。

小さなパン屋さんがあったので、明日の食パンを買ってみることに。センスのいい雑貨屋さんや家具やさんもありました。規模は大きくないですが、センスがいい店が多いのです。

セレクトショップのようなものもあって、知る人ぞ知るエリア、という感じでした。色々と見たかったのですが、閉店も早いのでその日は諦めて帰ってきました。

冒険とまではいかずとも、ちょっと足を伸ばせば日常の中で発見できることがたくさんあるのです。

ステップワゴンスパーダ

物欲によってストレス発散

私が思う、何にもまして難しいということは、欲求の制御です。過剰な欲求は人間を駄目にしてしまうというのは誰にでも分かっているはずのことです。でも、これはとても難しいものなのです。

今私が特に制御したいと思っている欲求は、物欲です。少しでも気になるものがあれば、クレジットカードを切ってすぐ購入してしまいます。また、インターネット上のショップでいいなと思ったものは、たいして迷いもせずに購入ボタンを押してしまいます。

私は健康器具をよく買います。エアロバイクやバーベル運動キット、懸垂台などです。これらは自宅でも運動が出来るようにとつい衝動買いをしてしまったものなのですが、結局全然使っていません。なぜなら、自宅から5分も歩けば大きな公園があり、そこで十分な運動をすることができるからです。よく考え、物欲に支配されていなければ、購入せずにすんだはずです。

本もたくさん買います。気になる本を見つけてはばんばん購入し、本棚に収まりきれず、机に山済みとなっています。「手に入れておけばそのうち読むだろう」と思っていたのですが、結局手をつけず、時間だけが過ぎていきます。

最近の物欲で最も後悔したのは、バイクです。中古のボロボロバイクをインターネットで購入しましたが、結局中途半端に直しただけでガレージの奥にしまいこんでしまいました。

これら物欲はお金の無駄遣いとなってしまいます。ですが、私が物欲で最も困っているのは金銭的な問題では無く、買ったは良いのですがそれを持て余してしまうことです。

どれも捨てるには捨てられません。捨てるとなると、勿体無く感じてしまいますから。買取をしてもらうとしても、所詮、購入金額に比べたら二束三文で、手間を考えたら渋ってしまいます。結局、買ったものはしまっておくしかないのです。とても邪魔な存在となってしまいます。

そのような結末が分かっているのに、なぜ物欲を制御できないのかというと、お金を使うことは、ストレス発散になるからです。深く考えずに、あれこれ買うのは、とても気持ちが良いのです。つまり、お金を使うことでおおむね満足してしまうので、何を買うかはあまり重要ではないのです。だから買っても無駄になってしまうのです。

では、物欲以外の所でお金を使えばストレス発散になるのでは無いかとも思われそうなのですが、不思議とそれだと上手いこといきません。高級料理を食べたり、旅行に行ったりしましたが、どちらも買い物ほどのストレス発散にはなりませんでした。私は食に興味はあまりありませんし、旅行でたくさんの時間を使うのも億劫です。一番手っ取り早いのは、やはり買い物で物欲を出すことなのです。


2012 日常の中の冒険